45週で手取り33,358豪ドル
働いていたのは2024年11月4日から2025年9月14日まで。
メルボルンの Five Guys(運営法人は FG SB Pty Limited)で、職種は Crew でした。
給与は週払いで、明細は全部で45枚あります。
先に年間のサマリを置きます。
| 項目 | 金額(AUD) | 円(1AUD=111.50円) |
|---|---|---|
| 総支給 | $39,246.00 | 約438万円 |
| PAYG源泉徴収 | $5,888.00 | 約66万円 |
| 手取り | $33,358.00 | 約372万円 |
| Superannuation(給与とは別枠) | $4,483.95 | 約50万円 |
| 週平均の手取り | $741.29 | 約8.3万円 |
※1豪ドル=111.50円で換算(2026年8月8日時点)

Superannuation は給料とは別枠で雇用主が積み立てる年金です。これはワーホリ終了後に一部返金してもらえます。
手取りの $33,358 には入っていません。この扱いは後半で書きます。
「ワーホリ1年でいくら稼げたか」という話をするとき、僕は1年働いたわけではありません。
1年のうち給料が発生していたのは45週、およそ10ヶ月半です。
残りは仕事が決まるまでの期間と、辞めてから帰国するまでの期間でした。
円の金額は目安として読んでください。
この39,246豪ドルに入っていない収入がありました
Five Guys の給与明細に載っていない収入が、別にありました。
1月、2月の収入が少ない時期にUber などのギグワークもやっていたからです。
この記事に出てくる金額は、すべて Five Guys 1社分の話として読んでください。
時給25.65豪ドル。土日と祝日で時給、大幅上昇
明細に印字されていた基本時給は A$25.65 でした。今のレートなら約2,860円です。
相場の話ではなく、僕の明細に実際に載っていた単価です。
ただ、このセクションで持ち帰ってほしいのは基本時給のほうではありません。
土曜・日曜・祝日・深夜は、単価そのものが変わります。
自分の職場では、土曜日1.25倍、日曜日1.5倍、祝日2.25倍。このようにオーストラリアのアルバイトでは、土日祝は時給が大幅にアップします。
実際、手取りが最高だった週や、5〜6月に高かった週には、祝日の割増や有給の消化が乗っていました。
週の手取りを大きく動かしていたのは、時給の額そのものより どの曜日にシフトを入れられたか です。
土日と祝日にどれだけ入れるかで、同じ月でも手取りは変わります。
公式アワード(Fast Food Industry Award 2020 / MA000003)の条文と照らすと、この単価がぴったり合います。
祝日はフルタイム・パートタイムが225%、22時〜24時が110%、0時〜6時が115%。
明細の数字は、その加算分そのものでした。

なお基本時給は、2025年7月7日から始まる週の分で $26.55(約2,960円)になりました。
どちらも2024〜2025年当時の僕の単価であって、今の相場ではありません。
週の手取りは4.3倍ぶれた
- 最低の週:$296.84(2025年2月5日払い)
- 最高の週:$1,270.92(2025年4月23日払い)
- 45週の中央値:$780.75/平均:$741.29
同じ時給で、週の手取りが4.3倍ぶれています。
45週分の手取りの推移をグラフにしました。

元データは45枚の給与明細です。全45週の手取りを足すと $33,358.00 になり、明細のサマリと1セント単位で一致します。
グラフの左側、色を敷いた範囲が最初の約4ヶ月です。
ここだけ棒の高さがそろっていません。
45週を金額帯で分けると、こうなります。
| 週の手取り | 週数 | 割合 |
|---|---|---|
| $500未満 | 7週 | 15.6% |
| $500〜$800未満 | 19週 | 42.2% |
| $800以上 | 19週 | 42.2% |
| (うち$1,000以上) | 5週 | 11.1% |
$500未満だった7週のうち、4週は2025年1〜2月に集中しています。
$479.13、$322.23、$296.84、$462.29 の4週です。
渡航直後だけでなく、働き始めて3ヶ月経った時期にも手取り3万円台の週がありました。
この時期にシフトが減った理由は、はっきりしています。
同じポジションを回せる人がもう1人いて、その人にシフトが多く配分されていたからです。
僕が休んだわけでも、サボっていたわけでもありません。
店に自分と同じ仕事ができる人がいれば、シフトはそちらへ流れます。
時給がいくらかとは関係なく、それだけで手取りは半分以下になりました。
ここは渡航前の自分に一番伝えたいところです。
収入が不安定になる原因は、自分の努力の外側にもあります。
平均は $741.29、中央値は $780.75。
中央値のほうが約$40高いのは、極端に低い週が平均を引き下げているからです。
「だいたいの週」の実感に近いのは中央値のほうでした。
「時給×週38時間」の試算と、実際のズレ
僕の時給を使って、僕が計算した試算と並べます。
どこかのサイトの数字ではなく、$25.65 という自分の単価で電卓を叩いたものです。
| 項目 | 僕の時給で週38時間フル稼働した場合(試算) | 僕の45週の実際 |
|---|---|---|
| 基本時給 | $25.65 | $25.65 → $26.55 |
| 週の総支給 | $974.70 | 平均 $872.13(最低 $339.16/最高 $1,494.92) |
| 週の手取り(税15%) | 約 $828 | 平均 $741.29/中央値 $780.75($296.84〜$1,270.92) |
| 45週の総支給 | 約 $43,862 | $39,246 |
| 45週の手取り | 約 $37,283 | $33,358 |
週38時間は、Fast Food Industry Award 2020 の cl.9 が定めるフルタイムの基準です(条文・2026年8月時点)。
差額は45週で手取り約$3,900。豪ドルで見ると1割ほどの差です。
収入を決めていたのは時給ではなく、その週に何時間シフトに入れたかでした。
月で見ると2,153〜4,930豪ドル
週の数字は生々しすぎるので、支払日ベースで月にまとめます。
| 月 | 支払回数 | 手取り合計(AUD) | 円の目安 |
|---|---|---|---|
| 2024-11 | 3回 | $1,191.77 | 約13.3万円 |
| 2024-12 | 5回 | $3,189.79 | 約35.6万円 |
| 2025-01 | 4回 | $2,263.53 | 約25.2万円 |
| 2025-02 | 4回 | $2,153.79 | 約24.0万円 |
| 2025-03 | 4回 | $3,170.03 | 約35.3万円 |
| 2025-04 | 5回 | $4,930.06 | 約55.0万円 |
| 2025-05 | 4回 | $3,583.24 | 約40.0万円 |
| 2025-06 | 4回 | $3,494.94 | 約39.0万円 |
| 2025-07 | 5回 | $3,846.83 | 約42.9万円 |
| 2025-08 | 4回 | $3,462.60 | 約38.6万円 |
| 2025-09 | 3回 | $2,071.42 | 約23.1万円 |
| 合計 | 45回 | $33,358.00 | 約372万円 |
※1豪ドル=111.50円で換算(2026年8月8日時点)
ここで必ず見ておいてほしいのが「支払回数」の列です。
週払いなので、支払日が4回の月と5回の月があります。
2025年4月が最高額なのは、支払日が5回あった月だからです。月給ではありません。
10.5ヶ月をならすと、月の手取りは約 $3,177。今のレートで約35.4万円でした。
稼げるまで約4ヶ月かかった
最初の3週の手取りは、$513.89 / $389.72 / $288.16 でした。
今のレートで約5万7,300円、約4万3,500円、約3万2,100円です。
3週目に至っては、家賃で消えて終わる額です。
区切って平均を出すと、差がはっきり出ます。
| 区間 | 週数 | 週平均の手取り |
|---|---|---|
| 週1〜13(2024年11月〜2025年2月) | 13週 | $534.00(約6.0万円) |
| 週14〜45(2025年2月〜9月) | 32週 | $825.50(約9.2万円) |
週の手取りが約1.5倍になるまで、3ヶ月以上かかっています。
そのうえで正直に書くと、「不安定なのは最初だけ」ではありませんでした。
$500未満だった7週のうち4週は、2025年1〜2月に起きています。
シフトが安定したと感じられたのは、3月に入ってからです。
だから渡航直後の生活費を給料で賄えると思わないほうがいいです。
最初の数ヶ月は持ち出し前提で計算しておく。これが実データから言えることです。
この時期に何をしていたかはネット応募100件で返信ゼロだった仕事の探し方に書きました。
ちなみに稼いだ額と、手元に残る額は別物です。
記憶では、帰国時に残っていたのは約80万円でした(何にいくら消えたかは渡航前にかかった費用と、帰国時に残った額にまとめています)。
この4ヶ月は、現地に着いてからでは縮めにくい期間です
縮められるとしたら渡航前の側になります。準備をどこまで自分でやるかは、エージェントを使った側の話としてまとめました。
準備の中身は人によって違いますが、英語を話す練習はそのひとつです。
上はオンライン英会話のネイティブキャンプです。自分はこれを使ってスピキング能力を高めまs多。
part-time だったので有給が付いた
僕は casual ではなく part-time でした。だから有給が付きました。
明細側にも、根拠が4つ残っています。
有給は現金でも戻ってきました。
最終週(2025年9月17日払い)の総支給 $704.50 は、内訳がそのまま未消化有給の買取でした。
未消化の有給がTerm UnUsed AL $599.59(約6.7万円)と、T Unused LLoad $104.91(約1.2万円)合わせた額帰ってきました。
この $104.91 ÷ $599.59 は 17.5%。
アワードが定める Leave Loading の17.5%(cl.22.2(c))と一致します。
辞めるときに、使い残した有給が17.5%の上乗せ付きで振り込まれたということです。
使った有給もあります。僕はシドニーなどへの旅行に有給を当てました。

仕事中
これはあくまで僕1人の雇用契約の話です。
ワーホリだから part-time になる、という話ではありません。
制度そのものはFair Work の Annual leave のページで読めます。
税金は15%。還付の記憶は計算が合わない
源泉徴収は総支給のちょうど15%でした
$5,888.00 ÷ $39,246.00 = 15.003%。
45週を通して、総支給のちょうど15%が引かれていました。
週単位でも同じです。
1週目の総支給 $604.89 に 0.15 を掛けると $90.73。明細の源泉は $91 でした。
「総支給×15%、1ドル未満は丸め」で45週すべて説明がつきます。
会計年度で切ると、総支給は $28,209.15 と $11,036.85。
どちらも $45,000 を下回っています。
ワーキングホリデーメーカーの税率は、登録された雇用主のもとで $45,000 まで15%です(ATO・2026年8月時点)。
つまり僕は、上の税率区分に入らないまま終わったことになります。
まとめ
45週分の給与明細から言えることを、4つだけ再確認します。
1. 45週で総支給 $39,246、手取りは $33,358。
働いたのは1年ではなく、約10ヶ月半でした。
2. 基本時給は $25.65。ただし土日は25%増、祝日は225%。
収入を決めていたのは時給の額ではなく、何時間・どの曜日にシフトへ入れたかでした。
3. 週の手取りは $296.84 〜 $1,270.92。
安定するまで約4ヶ月かかり、そのあとも $500 を切る週はありました。
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出発前に、連絡先だけは決めておいてください
仕事探しで店から返事が来たとき、連絡はすべてSMSでした。
電話でもメールでもなくSMSです。
つまり現地で受け取れる番号がないと、レジュメを配っても折り返しに気づけません。
到着してからSIMを探すこともできますが、着いた日から番号が使えるほうが動きは速くなります。
渡航前に契約できる海外eSIMもあるので、トリファのような選択肢を出発前に一度見ておくと判断が早いです。
この記事を書いている人:2024年秋から2025年8月まで、オーストラリア・メルボルンでワーキングホリデーをしていました。この記事の金額は、すべて手元に残っている45枚の給与明細から出しています。

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