
こう並べると、かなり手厚く見えます。
実際、渡航前にやることを全部説明してもらえたのは助かりました。
入っていなかったもの
問題はこっちです。見積書にはっきり書いてありました。
※航空券、保険、ビザ申請費用は含まれておりません
| 別途必要だったもの | 見積書の記載 |
|---|---|
| 海外留学保険 | 概算 20万2,720円〜 |
| 航空券 | 金額の記載なし(別途購入) |
| ワーホリビザ申請料 | AU$635(当時のレートで約6万4,000円/代行を使う場合はさらに2万2,000円) |
※AU$635の円換算は、見積書の日付(2024年4月12日)のTTM 1豪ドル=100.09円で計算した金額です。
保険だけで20万円を超える、と見積書に書いてありました。
パッケージ本体が32万9,000円なので、それに迫る額が別に必要だということです。
僕が最終的に渡航前に払った総額は、約70万円でした。
- スマ留パッケージ 42万9,900円
- 海外留学保険 約13万円(6ヶ月分)
- 航空券(片道)6万5,000円
- ビザ申請料 AU$635(約6万4,000円)
「42万円のプラン」と聞いて想像する金額と、実際に出ていく金額は違います。
ここを最初に知っておくだけで、予算の組み方が変わります。
渡航前の費用は「ワーホリ オーストラリアの費用(渡航前にかかった全額)」で全項目を出しています。
エージェントに任せた領域と、自分でやった領域

ここがこの記事で一番書きたいところです。
パンフレットには「渡航前も渡航後もサポート」と書いてあります。
でも実際に何が起きたかは、日付で見るのが一番早い。
| 日付 | 何が起きたか |
|---|---|
| 2024-04-12 | 見積を取る(渡航の約半年前) |
| 2024-10-21 | 語学学校スタート。滞在はホームステイ |
| 2024-11-04 | 働き始める(初回の給与明細の対象期間の開始日) |
| 2024-11-15 | 語学学校終了。パッケージの滞在4週間分もここで終了 |
| 2024-11-16 | 自分で見つけたシェアハウスに入居 |
パッケージの滞在が切れた翌日から、自力の期間が始まっています。
そしてこの自力の期間が、帰国までの約10ヶ月間続きました。
整理するとこうなります。
| エージェントに任せた領域 | 自分でやった領域 |
|---|---|
| 語学学校の比較と申請 | 仕事探し |
| ホームステイの手配 | 2軒目以降の家探し |
| 渡航前にやることの説明 | 契約・ボンド・退去の手続き |
| 保険の手配(※後述) | 生活の立ち上げ全般 |
| (ビザは代行を使わず自分で申請) |
語学学校は、冊子を見せてもらって自分で選んだ
ここは誤解されがちなので書いておきます。学校は自分で選べました。
候補をまとめた冊子を見せてもらって、そこから比較して決めています。
見積書の学校名欄が「未定」だったのは、見積の段階で決まっていなかっただけです。
英語に自信がない状態で、各校のサイトを英語で読み比べるのは僕には無理でした。
その作業を代わりにやってもらって、決めるところだけ自分でやった。
渡航前サポートで一番価値があったのは、たぶんここです。
あと、現地にはスマ留を使っている日本人がたくさんいました。
これは僕が会った範囲の話なので統計ではありません。
ただ「聞いたことのない怪しい会社」ではなかった、という程度の安心材料にはなります。
ホームステイは4週間、インド人家族の家だった
滞在先はエージェントが手配してくれました。
週1万9,000円×4週で7万6,000円、1泊2食付きです。
行き先はインド人家族の家でした。
メルボルンの西の郊外だと、移民の家庭がホームステイを受け入れているのはそんなに珍しくないのかもしれません(僕が見たのは1軒だけなので、あくまで印象です)。
正直に書くと、家族との交流はほとんどありませんでした。
「現地の家族と毎日英語で話して上達する」みたいなイメージで行くと、たぶんズレます。
ただし家自体はかなりきれいで、過ごしやすくて、ご飯もおいしかったです。
着いた直後の4週間を、住む場所の心配なしで過ごせたのは大きかった。
不満だったのは保険。高いものしか選べなかった
ここが、僕がスマ留で唯一はっきり不満だった点です。
海外保険はエージェントに指定されたものに入りました。自分では選んでいません。
しかも値段が高いほうしか選べませんでした。
金額は約13万円、期間は6ヶ月分です。
見積書に印字されていた概算は20万2,720円〜だったので、それよりは安く済んでいます。
それでも、パッケージ本体32万9,000円の4割にあたる金額です。
自分で比較していたら、もっと安くできたのかは分かりません。比較していないので。
分かっているのは、比較する機会が最初から無かったということです。
金額が大きい項目なので、ここは契約前に聞いておく価値があります。
「保険は自分で選べますか」の一言です。
サポートが切れた翌日から、何が起きたか

ここからは自力の話です。結果だけ書きます。
仕事。 ネット応募(Indeed / Jora Jobs / Facebookグループ)は100件以上出して返信ゼロ。
店に直接レジュメを持ち込んだ約30件からは3件返信があり、決まったのもそこでした。
家。 ホームステイが11月15日で切れるので焦っていて、内見1件で即決しました。
内見のときだけ掃除されていた家で、普段はゴミ屋敷でした。
ボンド。 退去の1ヶ月前までに通知を出すルールを知らず、250豪ドルが全額返ってきませんでした。
(当時僕が使っていた1豪ドル=110円で約2万7,500円。※2024〜2025年当時の概算レートです)
42万9,900円を払っていても、ここは全部自分でやる範囲でした。
エージェントが悪いという話ではありません。契約が渡航前のパッケージなので当然です。
問題は、契約する時点で僕がその境界線を分かっていなかったことです。
それぞれの詳細は別の記事に書いています。
「どこまでやってくれますか」は、契約する前にしか聞けません。
無料カウンセリングは、その線引きを確認する場として使えます。申し込む必要はありません。
<▶ 僕が使ったスマ留の公式サイトを見る
エージェント3社の比較
先に断っておきます。
僕が実際に使ったのはスマ留だけです。
他の2社は使っていないので、公式サイトに書かれている情報だけを並べます。
使ったふりはしません。
比べる相手は、僕が払った金額と同じくらいの価格帯で、オーストラリアの費用を「4週間でいくら」という形で公表している会社にそろえました。
無料をうたうエージェントもたくさんあります。
ただ、無料なのは手続きの代行で、学校代も滞在費も保険も自分で払うことになるので、パッケージ価格と並べても比較になりません。だから今回は外しています。
同じ「4週間」でも、金額に入っているものが会社ごとに違う
比較するときに、ここだけは先に知っておいてください。
3社とも「4週間でいくら」という形で金額を出しています。
でも、その金額に何が入っているかが全部違います。
| スマ留 | 留学ジャーナル | ワールドアベニュー | |
|---|---|---|---|
| 運営 | 株式会社リアブロード | 株式会社留学ジャーナル | 株式会社ワールドアベニュー |
| 公表されている金額 | オーストラリア4週間31万5,000円〜(ライトプランの場合)/24週間94万9,000円 | オーストラリア短期4週間39万〜47万円ほど | 語学留学4週間の目安約65万円/サポート費用5万円(税別) |
| その金額に入っているもの | 授業料・入学金・教材費・滞在費など | 学費(入学金・授業料)、滞在手配費と滞在費(ホームステイ)、食費。掲載例では空港出迎え費・海外送金手数料も | 学費に加えてビザ申請費用・航空券・保険・生活費まで含めた目安 |
| エージェントの取り分 | パッケージ価格に含まれ、単独では出てこない | 同じく単独では出てこない | サポート費用5万円(税別)と単独で明示(学校出願・ビザ申請支援・航空券購入手続きなど) |
| 僕の利用 | あり(2024年・スタンダードで42万9,900円) | なし | なし |
※各社の公式サイト・公式コラムを2026年7月31日に確認した内容です。料金は変更されます。
※スマ留の31万5,000円〜は2026年7月時点の「ライトプラン」の表示で、僕が2024年に払った42万9,900円は「スタンダード」です。プランも時点も違います。
ワールドアベニューの65万円は高く見えますが、航空券も保険も生活費も入った数字です。
スマ留の31万5,000円〜には、航空券も保険も入っていません。
僕は結局そこに保険13万円と航空券6万5,000円を足しました。
同じ土俵に乗っていない数字を、桁だけ見て比べても意味がないということです。
だからカウンセリングで聞くべきなのは「いくらですか」ではありません。
「全部込みでいくらになりますか」と、「そこに入っていないものは何ですか」の2つです。
僕はこれを聞かずに契約して、あとから保険で13万円を足すことになりました。
スマ留(僕が使った会社)
良かったのは、渡航前をまとめて任せられたことです。
学校の候補を冊子で出してもらって比較できたこと、ホームステイの手配、渡航前にやることの説明。英語ができない状態で、これを自分でやるのは無理でした。
不満は保険です。指定されたものしか入れず、しかも高いほうしか選べませんでした。
約13万円(6ヶ月分)で、パッケージ本体の4割にあたります。
そして渡航後は、仕事探しも2軒目の家探しも契約のトラブルも、全部自分でやりました。
留学ジャーナル
公式のコラムに、オーストラリア短期留学の費用は4週間で39万〜47万円ほどと出ています。
中身は語学学校の学費(入学金・授業料)、滞在手配費と滞在費(ホームステイ)、そして食費。掲載されているプログラム例だと、空港出迎え費や海外送金手数料も入っています。
僕が払った42万9,900円を、レンジがまたいでいます。
つまり構成がかなり近く、内訳を突き合わせやすい相手です。
手続き費用が別途かかるのかは、僕が見た範囲の公式ページでは分かりませんでした。
そこはカウンセリングで確認してください。
僕は使っていないので、中身の質については何も言えません。
ワールドアベニュー
ここだけエージェントのサポート費用が金額で出ています。5万円(税別)。
学校出願、ビザ申請支援、航空券購入手続きなどが含まれる、と書かれています。
これは珍しいです。
パッケージ型だと、エージェントの取り分は価格に溶けていて外からは見えません。
僕もスマ留に42万9,900円払いましたが、そのうちいくらがエージェントの取り分だったのかは今も分かりません。
金額を明示している会社があると、少なくとも比べる基準ができます。
一方で、同社の「4週間 約65万円」という目安は、航空券・保険・生活費まで入った数字です。
上の2社の金額とは意味が違うので、そこだけ注意してください。
僕は使っていないので、中身の質については何も言えません。
僕なりの整理
順位はつけません。使ったのが1社だけなので、つけたら嘘になります。
代わりに、比べるときの手順だけ書きます。
- 同じ条件で2〜3社から見積を取る。都市・期間・滞在形態をそろえないと比較になりません
- 金額を比べる前に、入っていない項目を並べる。僕の場合は航空券・保険・ビザ申請料でした
- 保険を自分で選べるかを聞く。僕が唯一はっきり不満だったのがここです
僕はスマ留1社しか見ずに決めました。
見積の有効期限が2日だったこともあって、比べる時間を作らなかった。
そこだけは、やり直すなら変えます。
無料カウンセリングは、実際どんな感じだったか
「申し込んだら営業されるんじゃないか」。僕もそこが一番いやでした。
なので、自分が受けたときのことを書いておきます。
始まりは軽い雑談でした。なぜワーホリに興味を持ったのか、みたいなところから。
押し売りされている感じはありませんでした。
どちらかというと、相談に乗ってくれているワーホリ経験者と話している感じで、「この人なら信頼できる」と思ったのを覚えています。
ただし、これは担当者1人・1回きりの話です。担当が変われば違うと思います。
それと、そのとき信頼して契約した結果が、保険を選べなかったでもあります。
話しやすい人かどうかと、契約の中身が自分に合っているかは、別の話です。
だから、聞くことだけ決めて行ってください。3つで足ります。
- 全部込みでいくらになりますか
- そこに入っていないものは何ですか
- 保険は自分で選べますか
3社とも無料でカウンセリングと見積が取れます。
費用を出してもらう場であって、申し込む場ではありません。
上の3つを聞いて、2社の見積を見比べる。それだけで判断材料としては十分です。
▶ 僕が使ったスマ留の公式サイトを見る
僕が次に使うなら、ここだけは先に確認する
カウンセリングで聞く3つ(全部込みでいくらか/入っていないものは何か/保険は選べるか)はさっき書いたので、ここでは繰り返しません。
そこに載らない、僕が実際につまずいたところを3つ足します。
1. 見積の有効期限
僕の見積書は、作成日が2024年4月12日、有効期限が4月14日でした。
実質2日です。キャンペーンの適用条件も、その日までの申込に紐づいていました。
これは批判ではなく、見積書に書いてあった事実です。
だからこそ、その場で決めないで持ち帰るのを勧めます。
相見積もりを取る時間は、自分で確保しないと確保されません。
2. 空港送迎(2万1,000円)が要るかどうかは、滞在先で決まる
僕の見積では片道2万1,000円が必須でした。
到着時間の条件も細かく決まっていて、航空券を自由に選べません。
ただ、実際に使ってみるとこれは助かりました。
ホームステイ先は Tarneit という西の郊外で、空港からかなり遠かったからです。
着いた初日に、荷物を持って自力でそこまで行くのは、正直きつかったと思います。
とはいえ、海外旅行に慣れている人なら要らないかもしれません。
判断材料になるのは、滞在先が空港からどれくらい離れているかです。
見積をもらう段階で、滞在先の場所と空港からの距離を聞いておくといいです。
3. 渡航後、誰に何を頼めるのか
そして、頼めないならそれを契約前に説明してくれるか。
僕がボンドを飛ばしたときも、ゴミ屋敷を掴んだときも、連絡する先はありませんでした。
契約上は当然です。ただ、契約した時点でそれを分かっていませんでした。
ビザの代行に払う前に、公式ルールだけ知っておく
ここは読者に実害が出る領域なので、オーストラリア内務省の公式ページで確認した内容だけを書きます。
ワーキングホリデービザ(subclass 417)の1回目の申請料は AUD840.00 です(2026年7月31日に内務省のページで確認)。
僕の2024年4月の見積書には AU$635 と印字されていました。
2年ちょっとで 約32%(AU$205)上がっています。
金額の感覚でいうと、1豪ドル=100円で単純計算して約6万4,000円が約8万4,000円になった、ということです(※為替は動くので、あくまで目安として)。
古い記事の金額をそのまま信じると、予算がずれます。
そして公式ページにはこう書かれています。
- 1回目の申請は、オーストラリア国外からオンラインで行う
- 対象年齢は 18〜30歳(一部の国は35歳)
- 現在、申請数が多く処理に通常より時間がかかっている。ビザ許可の通知が書面で届くまで渡航の手配をしないこと
つまり、申請そのものは自分でできます。
僕も代行は使いませんでした。見積書のビザ代行費用は数量0、金額0円です。
ビザ代行にお金を払うなら、相手が誰かは確認できる
内務省のページには、ビザ申請の手助け(immigration assistance)ができる人が決められています。
登録移民代理人(RMA)か、弁護士か、exempt person。この3つだけです。
そしてオーストラリアでは、その手助けに合法的にお金を取れるのはRMAと弁護士だけとされています。
RMAはOMARA(移民代理人登録局)に登録されていて、名前や登録番号で登録簿を検索できます。
もうひとつ、公式ページにはこう書かれています。
「ビザを早められる」「ビザを保証する」と言う業者は嘘をついており、詐欺の可能性がある
これはオーストラリア国内のルールなので、日本の会社にそのまま当てはまるかは僕には判断できません。
ただ、ビザに追加でお金を払うなら、自分で確認する手段があるとは知っておいて損はないです。
あと、申請内容が正しいかどうかの責任は申請した本人にあります。
代行を頼んでも、ここは変わりません。
制度は変更される可能性があります。申請前に必ず内務省の公式サイトで最新情報を確認してください。
「エージェントはいらない」は正しいのか
比較記事を読んでいると、必ずこの論点にぶつかると思います。
僕の答えは、渡航前は使ってよかった。渡航後は使えなかったです。
英語ができない状態で、語学学校を選んで申し込んで、ホームステイを手配して、渡航前の段取りを全部組むのは、僕には無理でした。
そこに払った金は納得しています。
一方で、仕事探しも家探しも契約も自分でやりました。
ボンドも飛ばしました。
だから「いる/いらない」ではなく、「どの期間に、いくら払うのか」の問題だと思っています。
渡航前だけを買うのか、渡航後まで見てもらえる形にするのか。
そこを決めてから金額を比べたほうが、比較が早く終わります。
まとめ
長くなったので、2つだけ。
1. エージェントは渡航前の会社です。
僕のパッケージは4週間で終わり、その翌日から自力になりました。
渡航後に何を頼めるのかは、契約する前に確認してください。
2. 総額を決めるのは、表示価格に含まれていないものです。
僕の場合は航空券・保険・ビザ申請料が別でした。
パッケージ42万9,900円に対して、渡航前の総額は約70万円になっています。
その2つを分かったうえで払うなら、エージェント代は妥当な買い物だと思います。
僕は分からないまま払って、渡航後に痛い目を見ました。
「70万円も無い」という人へ
ここまで読んで、手持ちが足りないと思った人もいると思います。
僕は渡航前に約70万円払って、手持ちは約30万円でオーストラリアに着きました。
そこから仕事が安定するまでに取り崩して、一番少ないときで10万円まで減っています。
足りました。ただ、余裕は無かったです。
仕事が決まるのが2週間遅れていたら、たぶん詰んでいました。
だから「いくら貯めれば行けるか」は、エージェントを選ぶより先に決めたほうがいいです。
金額の全項目は「渡航前にかかった費用の全項目(実額70万円の内訳)」に出しています。
渡航先としてのメルボルンについては「メルボルンがどんな街だったか」に書きました。
予算が固まっているなら、見積を取るところからです。
金額と、サポートが終わる時期。この2つを確認するだけでも違います。
▶ 僕が使ったスマ留の公式サイトを見る


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